◆日 時:2025 年8 月19 日(火曜日)12:00 ~ 14:00 (食事付きです)
【Zoom ミーティング参加の方】
https://zoom.us/j/5221559787?pwd=auWu3LdwPlvvLsDnkYX5ERk4ZDxV2R.1
◆例会会場:「ガス燈」(今池ガスビル8 階)
名古屋市千種区今池1 丁目8-8 TEL:052-732-2944
◆講 師:作家 鳴海 風 様
1953 年 新潟県生まれ
1980 年 東北大学大学院機械工学専攻修了。日本電装株式会社(現・株式会社デンソー)入社。
1992 年 「円周率を計算した男」で歴史文学賞。
2006 年 日本数学会出版賞。
2011 年 日本経営工学会論文賞。
2012 年 日本機械学会生産システム部門学術業績賞。
2014 年 デンソーを定年退社。
2017 年 『円周率の謎を追う』(くもん出版)が、読書感想文全国コンクール中学校の部で課題図書。
著書は鳴海風の名前で『鬼女』(早川書房)、『江戸の天才数学者』(新潮選書)など多数。本名の原嶋茂でも『新版はじめての変化点管理』(日刊工業新聞社)などがある。博士(経営情報科学)、MBA(経営学修士)。
◆テーマ:
司馬遼太郎が「明治の父」と呼んだ小栗上野介
~横須賀製鉄所(造船所)建設の意義~
幕末、日本の近代化に尽くした、小栗上野介の実像を知る人は多くない。ペリー来航の翌嘉永7年(1854)、日本は開国(鎖国は終焉)し、諸外国との外交が始まっていた。小栗上野介が歴史の舞台に登場したのは、日米修好通商条約の批准書交換を目的とした、万延元年(1860)遣米使節のNO.3である目付(あるいは監察)に任命されてからである。使節らは、アメリカの船でサンフランシスコへ渡り、ワシントンで大統領に国書を奉呈、アメリカ各地を熱心に見学したのち、帰りは大西洋、インド洋を渡るという、ほぼ世界を一周する形で帰国した。特に近代文明を目に焼き付けた小栗上野介は、尊王・攘夷・倒幕の渦巻く中、幕臣として政務にあたりながら、日本最初の株式会社の設立をはじめ、ガス灯設置・郵便制度・鉄道建設の提案など、日本の近代化へ向けて奮闘したが、極めつけは横須賀製鉄所(造船所)建設という国家プロジェクトの推進である。このプロジェクトの発端、経緯、結末、そこで展開された近代的マネジメントの詳細を語ることで、のちに司馬遼太郎をして小栗上野介を「明治の父」と呼ばしめた理由を知っていただきたい。
◆会 費:3,000 円(当日のキャンセルは、キャンセル料を頂きます)
◆出欠の有無:2025 年8 月11 日(月)までに下記 事務局にご連絡をお願いします。
【事務局】メールアドレス:samnagoya2022@makino-co.co.jp
問合わせ先:株式会社マキノ(二俣)TEL:0569-36-0123 FAX:0569-35-6182
当日の連絡先: 090-3308-0010(牧野克則)