テイラー「科学的管理法」再考

AI時代の今こそ、テイラーに学ぶ

著者:渡部 直樹 / 出版社:中央経済社 / 発売日:2025年10月17日

経営学の父テイラーが20世紀初頭に生んだ「科学的管理法」は、日本をはじめ世界中の社会・経済活動に影響を与え続けている。 誤解を解きながら現代への意義を解説する。

あまりにも有名で、あまりにも誤解の多いテイラーを、今こそ学ぶ。

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テイラー「科学的管理法」再考 単行本 – 2025/10/17

本書のポイント

  • 「科学的管理法=効率至上・非人間的」という固定観念を整理し、誤解が生まれた背景を解説
  • 労働組合・フォーディズム・各国普及(日本を含む)の流れを歴史的に俯瞰
  • AI普及に伴う「デジタル・テイラーリズム」を現代課題として位置づけ、意義を再検討
  • ドラッカーによるテイラー擁護の評価変遷を追い、解釈のポイントを提示

目次

第1章 テイラーの科学的管理法成立の背景

  1. アメリカ資本主義の発生と展開
  2. 移民労働者と内部請負制による工場生産

第2章 テイラー・システム,科学的管理法の誕生

  1. テイラーによる科学的管理法の意義と役割
  2. テイラーの人となりと科学的管理法
  3. 科学的管理法の諸制度―経験から科学へ
  4. 科学的管理法の理念―闘争から協調へ

第3章 科学的管理法の普及と誤解─労働組合とフォーディズム

  1. 科学的管理法の普及
  2. 科学的管理法と労働組合
  3. 科学的管理法とラッダイト運動(Luddite movement)
  4. フォーディズム(Ford生産システム)と科学的管理法

第4章 科学的管理法の普及─各国の普及状況とわが国の事情

  1. フランスにおける科学的管理法の採用
  2. 英国における科学的管理法の普及
  3. ソビエト連邦共和国における科学的管理法の普及
  4. わが国への科学的管理法の紹介と官営工場での導入
  5. わが国の民営企業における科学的管理法の確立と上野陽一の役割
  6. 戦中戦後のわが国における科学的管理法

第5章 現代におけるテイラーの科学的管理法の役割と意義

  1. テイラーの科学的管理法を現代に問うことの意義
  2. AIの普及とデジタル・テイラーリズム
  3. デジタル・テイラーリズムの事例研究―カロッツェリア・フラテリ・バジーレ社
  4. 科学的管理法とイノベーション
  5. テイラーの機能的職長制におけるイノベーションの可能性
  6. 科学的管理法とダイナミック・ケイパビリティ

第6章 ドラッカーによるテイラーの擁護

  1. ドラッカーによるテイラー評価
  2. ドラッカーのテイラー評の変遷
  3. ドラッカーによるテイラー評価の変化の理由

第7章 テイラーに対する誤解を解く

補章 テイラーの科学的管理法に関する事例報告─現代のわが国の実務家からの寄稿

  1. テイラーの理念が典型的に応用された事例
  2. テイラーの理念が多様な産業・職種に応用された事例
  3. テイラーの理念,これからの課題

書誌情報

書名:テイラー「科学的管理法」再考
著者:渡部 直樹
出版社:中央経済社
発売日:2025年10月17日
言語:日本語
ページ数:212ページ
判型・サイズ:12.7 × 1.5 × 18.8 cm
ISBN-10:4502555711
ISBN-13:978-4502555718
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テイラー「科学的管理法」再考 単行本 – 2025/10/17

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